【目次】
I PCI前の基礎知識
II アプローチ部位の選択
III ガイディングカテーテルの選択
IV ガイドワイヤーの構造と選択,シェイピングのコツ
V バルーンカテーテルの構造と病変に適した選択法
VI ステントの構造と種類
VII イメージングモダリティ
VIII マイクロカテーテル
IX ロータブレータ
X 血栓吸引デバイスおよび末梢保護デバイス
XI さまざまなテクニック
XII 知っておくべき合併症およびその回避法
XIII 新しいデバイス
【記事】
カテーテル治療は循環器疾患に対する主軸を担っており,多くの医師が手技を行っている。また,各種デバイスの開発や低侵襲の進歩により,心臓カテーテルに関わる医師はさらに増加し,多くの循環器分野の新人医師は確実な技術,知識の習得が必須となってきている。しかし,多くの新人医師が先輩医師から技術を学んでいるとはいえない現状がある。
そこで本書では,PCIを新たにはじめる際に必要な基礎知識,ガイディングカテーテル,バルーン,ステントの構造や選択方法,穿刺方法等をイラストと画像を用いて平易に解説。また,FFR/iFRによる虚血評価,OCTやIVUSなどのイメージングモダリティ,さまざまなテクニックについても触れ,PCIを行ううえで必ず考えなければならない合併症についても触れている。
PCIの実践的入門書として役立つ1冊である。