【目次】
第I部 電気診断学の基礎
第II部 神経伝導検査
第III部 後期反応,反射,その他の検査
第IV部 筋電図
第V部 神経筋伝達と筋興奮性
第VI部 体性感覚と運動誘発電位のモニタリング手技
第VII部 脊髄と末梢神経系の疾患
第VIII部 神経筋接合部の疾患,筋疾患,筋の異常活動
第IX部 検査結果の解釈
第X部 付録
【記事】
初版が出版されて以来,本書はこの分野におけるゴールドスタンダードのままであり,これまで版を重ねてきたが、今改訂はその集大成といえる。
新版では,筋電図・神経伝導検査の理論と実践に不可欠なトピックの広範な内容をカバーしながら,以前の版以降に登場したいくつかの新しい手技について解説している。さらに新版には,術中モニタリング,小児と高齢者の検査,データ分析と報告の新たな章が付け加わっている。そのすべてが日々の診療に役立つ。
新版の新機能は,DVD-ROMである。これは本書に重要な実用的価値を追加し,読者はさまざまなタイプの正常および異常な筋電図活動を視聴することができる。専門医の認定試験の準備に役立つ貴重なツールである。また、最新版の作成にあたって関連する最新の情報を選択して,約5,000の新しい参考文献を収録してある。
本書は,筋電図検査を実践するすべての人々にとって不可欠である。神経内科医,神経外科医,リハビリテーション医,整形外科とくに手の外科医,さらに医学生であっても,神経科学,生理学を学ぶ人は,本書を必要とするだろう。医学教育・学習に不可欠な一冊。