【記事】
本書は,認知症をもつ人に対する作業療法について,評価から実際の介入およびその効果の検討まで,一貫性のあるプロセスで解説した実践書である。
改訂にあたっては,(1)認知症高齢者等に対する国の政策(「新オレンジプラン(認知症施策推進総合戦略)」等)に合わせて「地域支援」の内容を追加し多職種連携についての解説を盛り込み,(2)認知症特有の作業療法で使用する評価を掲載,(3)キーポイントとなる用語について,適宜用語解説の囲み記事を掲載など,全体の約40%を改稿した。実践方法から理論までを押さえた本書は,講義でも臨床でも使いやすい。