【記事】
最近では、計測機器による「おいしさ」の数値化、データ化の研究が進み、部分的には官能評価手法を超える部分もあるように思われますが、「おいしさ」は、食歴、年齢、そしてライフスタイルによって日々変化しています。商品開発においてその時代、年齢層、特定のライフスタイルの層の嗜好をとらえるのは並大抵のことではないと思います。
そうした中で、本書「続 おいしさを測る」では、官能評価で得られたデータをより正しく読みとるための基礎的な統計学を理解した上、簡単に計算できるソフトの利用を推奨して、官能評価をより汎用性の高い、使い勝手の良いものとして普及する目的で出版されました。そこで、ソフト(ExcelとJMP Ver.14.0.0)バージョンアップに伴い、その内容を盛り込み、この度の増刷を機に、執筆者の皆様に、変更内容をお伺いし、「改訂 続 おいしさを測る」として出版することにいたしました。