【記事】
インスリン療法の基本から応用まで,あくまで実地に即してコンパクトにまとめたマニュアル.2008年の第4版刊行から10年以上経ち,インスリン療法は大きく様変わりし,持効型溶解インスリン,超速効型インスリン,配合溶解インスリンを使用することで,より生理的なインスリン分泌に近いインスリン療法が可能になった.また,その間,インスリンポンプ,リアルCGM,FGMなど,インスリン療法に関連した機器にも大きな進歩があった.本書は,それらの進歩を踏まえ,より現在の実地診療に役立つよう,インスリン製剤の種類と選び方・組み合わせ方,強化インスリン療法など各種インスリン療法の実際,持続皮下インスリン注入療法(CSII)の具体的な方法,小児や妊婦などさまざまなケースにおけるインスリン療法,副作用への対応など,内容を大幅にアップデートした.最新のインスリン療法の実際を,コンパクトながら懇切丁寧に解説した一冊.