【記事】
「周産期・新生児 ステロイドを使いこなそう!」に続く、基礎知識を見直そうシリーズ第2段
周産期医療に携わる医療従事者にとって,「生まれてくる児がより良い成長・発達を遂げること」は共通の願いである.そのために,出生後早期からの「栄養」が重要であるということに疑いはない.しかし現状では,良いとする意見・良くないとする意見のどちらもが存在している.
本書は「生化学・生理学などの基礎医学の知識が一般臨床を変える原動力になる」と考える著者が,「栄養」およびその「代謝」を「学問的に考えること」にこだわって執筆した1冊.これまでの豊富な経験から,自身の持つ知識や情報をふんだんに盛り込んだ.本書を通して,胎児新生児の理解を深め,ひいては子どもたちの予後の改善に貢献できることを願う