【記事】
医師や医療クラークが記載をすることが多い36の医療書類について,
1.記載の意義
2.作成時の留意点
3.記載事項および方法
について症例を提示して概論し,診療録の作製については問題志向型診療記録(Problem Oriented Medical Record;POMR)で解説する.
また,書類作成に必要な医学知識についても,がんの病理診断・病期については「生命保険診断書(がん)」,意識状態の評価については「自動車損害賠償責任保険診断書」, 褥瘡の深達度分類については「訪問看護指示書」の中で解説するなど,書類作成を通じて学べるように配慮もされている.
本書の基本的な診療録作成事項を習得すれば,応用可能な文書・書類作成能力が身につくようになっており,質の高い医療文書を作成するための格好のテキストである