【記事】
「画像解剖学」の入門書として多くの診療放射線技師養成校で活用されている書籍の改訂第3版。単純X線,X線CT,MRI,超音波,核医学はもちろん,マンモグラフィや眼底写真なども網羅。豊富な正常症例の画像とともに,対比させた色調を反転させたり拡大した画像により解剖名をわかりやすく示している。箇条書きスタイルの平易な解説と欄外の囲みの記述(「ひとこと」「豆知識」「調べておこう!!」など)はブラッシュアップし,「画像解剖学」をより楽しくしっかり学べる1冊となっている。改訂にあたり,脊椎・脊髄の血管造影のほか,センチネルリンパ節をはじめとする新たなシンチグラフィなどを新たに追加。また,できるだけ画像を大きく掲載するようにし,検査の概要などの記述は最小限にとどめた。モダリティの掲載順も統一し,記述を整理。診療放射線技師養成校の学生や若手診療放射線技師はもちろんのこと,現在病院で行われている画像検査と正常画像のみかたを一通り効率よく学びたい,医師やその他の医療スタッフにもおすすめである。