【記事】
海外帰りの患者さんが発熱、下痢……そんな時何を疑いますか?
世界で流行するウイルス感染症の疫学や診断・治療の最新情報を網羅した唯一無二の1冊
■本書は国立感染症研究所ウイルス第一部の西條政幸部長全面編集のもと、グローバル時代に注意すべきウイルス感染症について、最新の疫学や、病態、検査、治療、治療薬開発の現状などを1冊にまとめました。
■エボラウイルス病や中東呼吸器症候群(MERS)、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、狂犬病など、世界では今も数多くの感染症が流行し、多数の患者や死者を出しています。日本国内ではほとんど流行していなくても、グローバル時代の現在、流入防止の水際対策には限界もあり、海外帰りの感染者が一般の医療機関を受診する可能性は決してゼロとはいえません。
■特に注意すべきウイルスについては
1 特徴的な症状
2 発生しやすい地域、流行地
3 感染源
4 診断・治療のポイント
5 年齢分布
6 ヒト―ヒト感染のリスク
7 致死率
8 相談できる専門機関の情報
を一覧表にして掲載し、疾患の特徴が一目でわかるようになっています。
さらに、近年話題になっている風疹やジカウイルス感染症の胎児への影響や、輸血・臓器移植での感染など、特定の状況下における感染のリスクについても解説しました。
■流行地や症状に関する資料も多数掲載。患者さんの症状や訪れた(る)地域によってリスクの高い感染症を調べるといった使い方もできます。「万が一」のその日に備えて、ぜひ本書をお役立てください。