【目次】
特集 怒りとはなにか?―攻撃性と向き合う
1 総論―怒りの本質に迫る
1 総論―怒りの本質に迫る
怒りを考える―形なき感情の〈暴発〉から〈共有〉へ
[対談]〈怒り〉はささやく―義しさ(ただしさ)とバランス感覚を基底にして
2 怒りに触れる
〈攻撃依存〉の視点から「怒り」について考える
怒りの背景にあるもの―脳神経画像研究から
セラピストが怒りに駆られたら?―怒りへの耐性(tolerance)
救いを求める思春期の怒り―トラウマによる行動化からの回復
親子関係における怒り
怒りをのみこむ〈沼〉を問う―セラピストのマイクロアグレッションとアイデンティティ管理
社会的孤立と怒り―復讐/成就
個人を超えていく怒り―集団心理から怒りを読み解く
3 怒りを鎮める
怒りを〈手放す〉
怒りと「和解」する―事態の進行を追いながら
怒りを吐露する
怒りと治療文化
投稿
(原著論文)若手セラピストの心理療法における失敗―拒絶感情とその防衛
(原著論文)学校コミュニティにおいてスクールカウンセラーなど心理職が
ネットワークに参画することの意義と可能性―B市の実践例をもとに
リレー連載臨床心理学・最新研究レポート(シーズン3) 第38回
「心理療法における変容メカニズムを調べるプロセス研究
―スキーマ療法における修正感情体験の課題分析」
主題と変奏―臨床便り 第59回「うらみの苦悩」
書評
L・ゴールディ+J・デマレ編著
『がん患者の語りを聴くということ―病棟での心理療法の実践から』
B・F・スキナー著
『スキナーの徹底的行動主義―20の批判に答える』
横光健吾ほか編著
『代替行動の臨床実践ガイド
―「ついやってしまう」「やめられない」の〈やり方〉を変えるカウンセリング』
ドナルド・ロバートソン著
『認知行動療法の哲学―ストア派と哲学的治療の系譜』