がんゲノム医療 結果報告書の読み方と患者への伝え方
【目次】
第1章 臨床情報とがんゲノム医療の適応
第2章 病理とがんゲノム医療
第3章 パネル検査の概要・原理
第4章 DNA/RNAの抽出方法と品質検査法
第5章 次世代シーケンサーによる配列決定技術
第6章 データ解析時のファイルのフォーマット
第7章 シーケンスデータの品質の指標と変異・CNVデータの読み方
第8章 遺伝子変化の記載方法
第9章 変異の効果予測
第10章 治療効果に関するエビデンスレベル
第11章 生殖細胞系列遺伝子バリアント(変異)の読み方
第12章 薬剤を探す
第13章 検査結果の伝え方
第14章 生殖細胞系列遺伝子バリアントが認められた患者・家族への対応
【記事】
本書は、医療現場でのエキスパートパネルの経験を踏まえ、がんゲノム解析の基本的かつ技術的な解説に始まり、ゲノム変異の解釈と臨床的な意義づけについて、医療現場での実践をふまえた具体的な課題を掌握した上で、専門的かつ技術的な視点を交えながら個々の問題点を丁寧に噛み砕き、臨床の現場で実践可能な形で説明されている。「がんゲノム医療実践」に関わる全ての医療従事者にとって、現場感に溢れた臨場感のある優れた解説書となっている。