【記事】
薬理学の本質をコンパクトに記すこと、医学部(および看護学部)学生にとって必要な“ベッドサイドの薬理学”の教育を意図し、基礎医学的側面からの薬理学と臨床医学的側面の臨床薬理学を1冊にまとめた新時代の薬理学教育をリードする教科書。最重要事項を最初に “キーポイント” として示した上で、本文を通読できように編集。内容を完全に理解するまで繰り返し読めるタイプの書籍である。さらに、薬を扱う人の立場にたって記されているため、学生の教科書としてだけでなく、医療従事者の参考書としても末長く利用できる内容になっている。各論を第IV編で、薬物を構造・作用機序・対象疾患をも考慮し体系的に配置・解説。臨床上重要な薬物を厳選。重要度に応じて解説にはメリハリをつけ、代表的な薬に構造式をつけた。医療従事者は一般名で薬を覚えるべきと考え、本文中には原則として商品名は記載せず、巻末に一般名と商品名の対照表を付した。